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多田富雄さん寛容のメッセージを視聴して・・・2
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(昨日のつづき)

そのように世界的権威として活躍されていた多田さんが

病に倒れられた後は、言葉も上手く話せなくなり、

何度も死を考えたのだそうです。


それでもある日、自分の足の指が動くのを感じて

まだ諦められないと気力を振り絞り、


妻の式江さんの献身的な介護の元

9年間、著書を発表し続け、

弱者に不寛容な国の社会保障の取り決めに

意義を申し立てる活動の中心となられたのですから・・・。


その強靭な意志の強さに驚くと共に、

お身体を張って、次の世代に力強いメッセージを

伝えようとする「生命力」を体現されていたというか・・

言葉になりませんでした・・。


「免疫学個人教授」の著書の中で

生命のしなやかさについて、語っておられた事を

ご自分自身で体現されたといいますか・・・

有言実行といいますか・・・



闘病される以前から、能に造詣が深かった多田さん。


私は、高校生の頃一度、能を学校の

体育館で見たことがあるけれど、

理解できずに眠くなってしまったあの頃。(T0T)

狂言の時間になって、ようやく、意識が戻ってきた

という情けない思い出があります・・・。


番組の中で多田さんが、能の世界について、

こんなことを仰っていたと紹介されました。


「能の幽霊は、生前果たされなかった恨みを

 語るためにこの世にやってくる。

 不条理な殺人、恋に八つ裂きにされた恨み、

 戦争の犠牲になった武将、そうした普遍的な人間の恨みが、

 能には劇的に描かれている。

 しかし能では、恨みの報復は描かれない。

 最後はたいてい僧の読経などで、

 唐突に終わってしまう。(中略) 

 東洋には、恩讐を越えて赦すという、

 寛容の境地があったことを改めて思う。(著書「ことばのかたみ」より)」


なんとも、濃いテーマが表現されているのですね・・。

ティーンエイジャーの頃に

この感覚が分からなかったのも仕方ないかな。


今だったら、もっと違った見方が出来そうです。


東洋の芸術、能の世界にも、「寛容」が

あったのですね・・・・。興味深い・・。

(つづく)


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