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楽訓-貝原益軒
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「貝原益軒 養生訓 ほか

 松田道雄 訳 中央公論新社 2005年初版


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今からさかのぼること380年。

江戸の太平の時代に、

貝原益軒さんは 福岡藩士の家に生まれました。

武士であり儒者だった益軒さんの

「養生訓」は有名ですね。


健康で長生きするための教え、のように

捉えていましたが、平成の今読んでみても

少しも古臭くなく、むしろ新しい。


なかなか 読み応えのある本です。



本書は、育児評論家の松田道夫さんが

訳されているので、とても読みやすく、

温かみがあると思います。


小児科医でもある松田さん。

現代には合わない、

極端な益軒の考え方などに

注釈も入れらています。


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健康のためのお説教

「~すべし」のオンパレードで

硬いのだろうな~と思っていたので、


「人生は楽しむべし」なんて、

「楽訓」を記されていたのが意外で印象に残りました。


子育てのアドバイスや、

婦人の生き方についても

直球の意見を述べた益軒さん。


藩士の息子として、衣食住には恵まれましたが、


5歳でお母様を失い、12歳で継母を失い

幼くして、辛い別れを 経験したり。


元服したばかりのころ、

国主の怒りにふれ失職し、7年間もの浪人生活を送るなど

様々な人生の苦労をされた後に

記された 養生訓や 楽訓。


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封建時代にありながら、

子どもさんはいらっしゃらなくとも、

22歳年の離れた奥様を大切にされ、

共に楽器を演奏するなど円満に暮らしていたのだとか。


婦人のことについて、

「婦人は心さえ佳ければ、姿形が醜くてもかまわない

 心は変えられるが、姿かたちは生まれつきのもので、

 変えることはできない」

と明言されています。


また、益軒が大事に栽培していた

花を間違って折ってしまった使用人さんが

あわてて謝りに行くと、

「私は 怒るために花を栽培しているのではなく、

 安心するためなのだから、気にしないでよい。」と

 答えられた、なんてエピソードも。


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ご夫婦とも、身体はそんなに頑健ではなく、

むしろ虚弱だったのでは、と 

当時、益軒が使用していた薬から、

現代の漢方医の先生が分析されていますが、


40歳が平均寿命だった時代に、

84歳の寿命を全うされたのですから、


心の有りようや 日々の過ごしかたの工夫が

大切なのですね。


現代を生きる私たちにも

励みになるメッセージが沢山ありましたよ (^-^)



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それでは、今日も一日お元気でお過ごしください。




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